INTERVIEW

全員:お願いしまーす!

奥:今日はありがとうございます!

ダイスケはん(以下ダ):まずはオムニバス発売に至る経緯を奥から説明お願いします。

奥:今回コロナ禍において、色々なお店が大変な中だと思うんですが、勿論Match Vox,RIPSもかなりピンチな状況でして。何か出来ないかと考えた時に、ただ支援をしてもらうとかクラウドファンディングとかじゃなくて、お客様が楽しめて、それでいて八王子のライブハウスのために何か手が打てないか…と考えた時に、このオムニバス企画を思い付きまして。

ダ:ガァー、ガァー……(イビキ音)

奥:ちょっと!大事な話してるのにいきなり寝ないで下さいよ!(笑) 八王子のミュージシャンって根底に八王子に対する想いはあると思うんですが、意外と別々のシーンで活動しているというか、各々のフィールドで戦ってるじゃないですか?その中で地元のミュージシャンだから!と集められるのは今しかないと思いましたし、俺がやるべきだなと。これはコロナ禍だったから出来た事で、少しでもポジティブにコロナ禍でも良い事あった!と思ってもらえたらと。

ダ:2月に大阪のライブハウスでクラスターが発生してしまったじゃない?それに八王子のバンドも出演してて、メンバー全員陰性だったとはいえ実は早い段階で八王子シーンにも何かしらの影響はあったんだよね…。

奥:HACHIDORI(※奥が主催で八王子で毎年行われているサーキットフェス。)も中止になりましたしね。

ダ:その辺りから奥と八王子シーンの状況について連絡を取り合うようになって。

亮:ホルモンもMatch VoxのYouTubeに過去のレア動画提供させてもらってね。

奥:はい。他にも提供してくれるバンドさんもいて本当にありがたかったです。

ダ:総再生時間の目標が4000時間で、俺らの動画でどのくらい延ばせられるのかなー?って話してたんだよね。

亮:それが達成できれば収益化が出来るって話だったんだよね。

奥:はい。それまで頑張って1000時間行くか行かないかだったんですが、ホルモンの動画上げて次の日には5000時間超えてて流石に笑いました。(笑)

ダ:俺も気になってて、動画UPした翌日に連絡したら、めちゃくちゃ興奮してたもんね!

亮:Match Voxのアカウントに一緒に上がってた花団の動画も便乗して再生回数伸びてた。図々しい!(笑)

全員:ハッハッハ!(爆笑)

ダ:4000時間を目指す段階で八王子のライブハウスと繋がりあるバンドの映像をMatch VoxやRIPSのアカウントに上げてたじゃない?名前は知ってたけどまだライブを見た事なかった地元のバンドとかのライブを見れる機会にもなったりもしてすごく良かった!

奥:ありがとうございます。

亮:ライブハウスがクラフトビール作ったり、グッズ作ったり、かりんきぃ作ったり。(笑)(※弊社リンキィディンクスタジオが作ったかりんとうです。)そういうアクションも運営としてもちろん大事なんだけど、一番はやっぱり八王子シーンのバンドに興味を持ってもらってちゃんとライブハウスに新しい客を呼びたい。この八王子シーンをずっと守りたいって事だよね。

奥:本当にその通りです。

ダ:このオムニバスが出る前にもコロナ禍でライブハウスの営業が困難になった段階で、例えばtoeが立ち上げた支援プロジェクト「MUSIC UNITES AGAINST COVID-19」とか、各地のライブハウスやバンドやレーベルが支援グッズやオムニバスを今も作っていて、その中で奥がオムニバスを作りたいっていう意向が出てきたんだけど、内容はどう決めていったの?

奥:今回このオムニバスを作るにあたって色々な方に相談させて頂いて。その中で少しずつ形成されていきましたね。僕がライブハウスで働き始めてもう20年くらいになるんですけど、その中で八王子から出てきて、うちではキャパ的に収まらなくなったバンドも結構出てきたなと思っていて。実はその中で共演した事ないバンドも結構いたりして。でも地元のライブハウスとして僕は繋がってるなと。このオムニバス作るにあたって意識したのは、自分が働いてきた八王子の縦の繋がりを全部このオムニバスに入れて、巣立っていた超有名な人達から、今地元でお客さん2,3人のなかで頑張ってるバンドまで入っているっていうものを作りたいなっていう気持ちが固まっていって。

ダ:現在進行形で八王子を中心にやってる人達もいれば、「この人、八王子に縁があるんだ!」って人も意外と多いからね。

奥:そうなんですよね。なので”どこまで誘うか?”っていうのもなかなか難しくて。例えば八王子でよくやってたとしても、「八王子背負ってやってるわけじゃないし」って断られたバンドさんもやっぱりいて。しかもBeat Land時代(※かつて八王子にあったライブハウスで、そもそもホルモンも奥もここをホームグランドにしていた)から考えたら実はあの人が八王子!みたいな方いらっしゃるじゃないですか?
〜この後、3人で”なつかしの八王子バンドとの思い出トーク”に花が咲くが、誰もわからないので割愛しますw〜

奥:というわけで、どこまで声をかけるの?というルールに関しては、僕が直接会った事がある人、または自分に繋がりのある人が紹介してくれた人っていうルールにしました!

亮:もちろん今回ホルモンもおっくんから「参加してくれませんか?」ってお願いはされてたんだけど、実はホルモンって、コンピ参加は大昔にTHE BLUE HEARTSのカバーコンピと、ジャンプアニソンコンピもの、あとはDJさんが曲をつなげたやつにワンフレーズくらいしかコンピは参加してないんだよね。

奥:確かにコンピのイメージないですね。

亮:俺は、ただの楽曲としてではなく、ひとつの作品としてのこだわりが強くて。パッケージのデザインから歌詞カードの紙質も全て含めてマキシマム ザ ホルモンという一つのオンリーな作品にしたくて、だから今はサブスクもやってないし。もちろん八王子のシーンやおっくんにも特別な思い入れがあるけど、「よしゃ!特別に何か書き下ろしで一曲!」とまでは…ごめんなさい(笑)

ダ:そこまで肌は脱げません!まぁ、それは冗談として。(笑)

亮:今回このコンピってお金もらうんだもんね?

奥:はい。

亮:このコンピを買ってくれた人たちが、チャリティー的にお金を寄付してくれただけの感覚で終わるのは嫌で。チャリティTシャツを購入しただけで、結局着ないまま物置の奥に眠るみたいなパターンは寂しくて。せっかく購入してくれたのなら八王子のバンド達の音楽に一度は耳を傾けてもらえないと意味がないって思って。

奥:そうですね。

亮:ホルモンとして音源参加は無理だけど、なにか意味のある協力はしたいから「俺とダイちゃんでコンピの全曲聴いて一言レビューしよう。」って思ってさ。
昔、パンク雑誌のドールとかイートマガジンとかの巻末の新譜ディスクレビュー読んでると、無性にそのCD
聴きたくなってCD屋さんに買いに走ったよね?俺もダイちゃんもそんなの大好きだったじゃん。(笑)

ダ:奥も大好きだしね。(笑)

奥:はい。(笑)

亮:俺ら自身も繋がりのなかった八王子のバンドの音も知れるし、ちょっとした繋がりも生まれたりするじゃんね。

奥:いや、めちゃめちゃ嬉しいと思いますよ。今後ハハハとかで見かけた時に、若手の子が「レビューありがとうございました!」ってきっかけで一緒に飲んで「お前おもろいな!」ってなるかもしれませんしね。

ダ:そういう繋がりが生まれたら、オジサンは嬉しいなぁ〜。

亮:俺も昔インディーズロックマガジンで、オナニーマシーンのイノマーさんがホルモンの『握れっっ!!』って曲を紙面で解説してくれてて、当時面識なかったのに、やっぱ自分の音楽を聴いてくれたってだけで、ちょっと繋がった気持ちなったもんね。

奥:ありますよね!そういうの。

ダ:ほんと良い機会だよ!今、奥が作ってくれた現時点で決まってるバンドの紹介文を読みながら音源聴いてるんやけど、元々俺自身がBeat LandやBROAD HEART CLUB(※Match Voxの前身となるライブハウス。現在はRinky Dink HACHIOJI 2ndの8st。)で働いてたから、「あ!この人達が今もバンドやってたんや!」って知れてめっちゃ面白い!

奥:ちなみに、僕がライブハウスで働けてるのはダイスケはんのおかげです。

亮:本当は面白エピソードとか思い出があるバンドが多いから書きたい事たくさんあるんだけど、すごい量になっちゃうからね。今ホルモン、コロナ後初の自主有客ライブで前代未聞の顔面指定席イベントやるので、その動画編集やイベント準備とか、あとマキシマム ザ ホルモンフランチャイズ2号店のガチンコザホルモンのシーズン2がすごい事なってて、それで実はくっそ忙しい。だから、一言だけのあっさりレビューになってしまいますけど、ごめんなさい。

奥:はい!それでも充分ありがたいです!これからもこのシーンをしっかり守っていけるようにこのコンピ含めて頑張っていきます!今日はありがとうございました!